街で見かけた変わったのぼり

のぼりの元祖となる布繊維を素材とした旗が日本の地に伝わってきたのは3世紀。その頃の旗の利用方法は色々で王の姿を描いたり、信号を送る物として利用されたりあるいは日本ののぼりと同じようにたたかいの場面で敵、自兵を区別するための道具としてなどと、いろいろな使われ方をされています。
神社のぼりの材料は普通綿を使います。しかし綿にもいろいろあり、舞布はちょっと厚めでざっくりした感じの生地で、綾は文字通り綾織りされた斜め織り、あるいは高価な榊、また、高級な幣などがあり、使う場所や用途によってどれかの生地を選び織物屋にオーダーメイドで依頼するのが通例です。
インターネットの大手サイト価格comで検索をすると、こいのぼり人気ナンバーワンは岡本太郎さんがデザインした室内で飾るタイプの物でした。価格はとても安くて、2,090円。また、2番目はまたもや岡本太郎の作品でこの商品は税込み32,000円といい値段です。さすがにポールも付いた室外用でした。
インターネットのQアンドAに近くの電信柱にのぼりが立てられ不愉快だ。どうすればよいか?とありました。これに対し答えは電信棒に付けるのは法に触れる。だが、勝手に取ってはいけない。張った所に電話して違法だから取ってくれと言うのがよいのではと書かれていました。

のぼりの利用方法はコマーシャルだけにとどまりません。人々に大事な事を伝えるためにさまざまな場所で置かれています。その例が交通安全運動です。信号の横や学校の周りなどに置かれたり、警察の前に設置されたりし、大勢の人に交通安全を伝え悲しい出来事を防ぐ役割をはたしています。
社の外に挙げる縁日ののぼりは、耐久性が不可欠で、厚地の綿生地を使用することが多く、2m以上の大のぼりには上と下を重ねて縫ったり、アクリル紐を貫くなどして長持ちするのぼりに作り、3m近くの場合はヨレずに立てるための重りをつけたり、黒の筆文字や印は色あせしにくいように染めるなどの気配りがなされています。

のぼりを飾る向きに決まりはありませんが、あげるスペースの使い方は大いに重要なのです。具体的に言えば店の前面にスペースがある場合は、側面の端を用いて左右から置くと客はのぼりにあいさつをされたその様な印象を持ちます。こうして飾り方次第でのぼりの広告効果は大幅に変わるのです。
のぼりの色調は大抵派手な色彩です。このわけは派手な色を用いて喚起を導く事もありますが、のぼりは雨風に晒されプリントが薄くなりやすいため、にぎやかな色彩で極力色が薄くならない様にされているのです。宣伝のための色でもあり、耐久のための色彩でもあるのです。